ぽんぽこ騒動

唐突に

これなぁ~んだ?
20141108_161727 (2)

真冬を思わせるようなどんより曇った先週の土曜の午後、
オヤジを連れて病院に行った帰りのコンビニ前の空き地にちょっとした黒山。

やっぱり、覗いちゃおう。^^;

「おやや、これは何ですか?」

これまでの人生で出会ったことのない4本足さん。

空き地といっても、工事車両や重機を駐車させているらしく
工事が休みのときは、しっかり施錠している。

気の毒に思った心優しい人たちが、
せめて食べ物をと
フェンスの隙間からソーセージや缶詰を置いてあげてたみたい。
ミルクやビスケットのかけらもその子のまわりにいっぱい。
犬の散歩中の人や何とか助けてあげたい人の声があちらこちらから聞こえてきた。

「かわいそうよねぇ」
「どうにかならないのかしら」
なんて声が聞こえてきて・・・

その動物さん、人がいっぱいいるのに近くに来て逃げようともしない。
「アッシュかあさん、これって、何?」
散歩連れの知り合いに声をかけてみた。
「タヌキ、野生のタヌキよ!」

へ~、タヌキっ

一瞬、頭の中でタヌキの姿を思い浮かべてみたけど
子どもの頃見た絵本の中のタヌキさんしか出て来なかった。(゚∇^*) テヘ

まるで自分のために書いてくれたようなイラスト!
wrong_tanuki.jpg
東京タヌキ探検隊の宮本さんからお借りしました。

・・・本物、見たことないもんなー
動物園にいたっけ?(^_^;)


「こういうの、どこで保護してくれるのかしらね?」
「駐在さんかな?拾得物で一時保護みたいにしてくれるんじゃ?」

などと、言ったら
「あ~、それ、ダメだって。お巡りさんを呼んで、上の人に聞いてもらったら
野生動物は保護できないって断られたみたい」
「ふうん。
保健所も市役所も休みだしねぇ。
じゃ、愛護センターとかにどうしたらいいのか聞いてみるとか?」
「ダメよ!あんなところに電話したって、捕獲してすぐに殺されるだけなんだから
動物病院も野生動物は診れないんだってさ!」

な~んだ、考えられるところは、いちおう当たったのね。
そのうち、愛護センターなんてとこは~~~~
っと、怒りをぶちまけられそうな予感が・・・

もう黙ってようっと。

お力になれませんで・・・(;^_^A アセアセ・・・

それでも、気になって
日が暮れる頃に、今度はパピィと通りがかってみた。

そしたら、気になってそこを動かないでタヌキさんを見守っているおねえさん
と作業服を来たおにいさんだけが残っていた。
おにいさんは空き地を管理している人。

おねえさん、保護してあげたいのと保護した後にどうしたらいいのかわからない
のとで、もどかしい様子だったけれど

管理のおにいさんの
「今、保護したところで、どこも引き受けてもらえないなら
ここから出さない方がいいのではないか?
寒くて可哀そうですけど、月曜には、ここは開けます」に、
「だよねぇ。しょうがないよねぇ」

会話を理解したかのように
フェンスから離れて木陰にのっそりと歩いていくタヌキさん。
足をケガしているのか、後ろ足を引き摺ってのっそり


野生のタヌキって言ってたけど・・・

タヌキって人を警戒しないんだろうか?
人がいると、近くに来てじっとして動こうとしなかったり
しょんぼりしたように頭を垂れるしぐさをしたりしてた。

カウが寒い中、散歩に連れ出されたときのようなローテンションみたいな?
カウより手懐けられるんじゃないか?
不謹慎にも思ったりしてみる。(^^ゞ


翌朝、カウの病院に行く途中にフェンスの中を覗いてみたら
おお、いた!
のっそりと歩いて来るではないか!
前夜は寒かっただろうに、寒さをしのいだんだね。

朝から誰かが、また缶詰とおにぎりを差し入れてた形跡がある。
しかも、牛肉の大和煮!

「カウちゃん、お初だよ。
旨そうなものもらってるけど、食欲ないみたいだね」
カウちゃんは、タヌキさんが見向きもしない缶詰をガン見してるし。^m^

前日と違う女性がタヌキさんを見守って動かない。
カウと覗いていたら話かけてきた。

「今、お巡りさんに電話したんです。来てくれるって言うんです」
「あ~、昨日も聞いてもらったらしいですよ。
上司に連絡したら、ムリだと言われたみたい。
動物病院や動物園に、市役所や愛護センターなどにも連絡したみたいですけど
野生動物は、そういう対象じゃないみたいですね」
「あ~、やっぱり!病院にも断られました・・・。
でも、可哀そうで、可哀そうで」
「明日になれば、ここを開けるから役所に聞いてもらえることに
したようですよ」
「そーなんですか!でも、今、助けてあげたい」

ぱーまんが幼稚園に通っていた頃、チャボの世話が年長さんの担当だった。
毎年、ヒナが生まれる。
送り届けて帰ろうとした時、
親鶏がヒナをつっついていている場面に園児たちが騒然となった。
息の音が止まるのも時間の問題。
「先生、あれは?」
「止めてあげたいですよね?助けなくちゃって思いますね?
ニンゲンの世界ではね。
でも、動物の世界はそうじゃないようで
育っていけない子どもは親が始末してしまう」
「先生、子どもにどう言ったらいいんだろ?朝から深すぎるよな~」
「子どもたちには、話しておきます。
あのヒナだけは奇型が出てて、長くは生きれないと思うよ。
それで、息の音を止めていたんだ・・・」

ふと、思い出した。
そのときに声をかけたのが、卒業式の日に
「オレら、入学式のときからぱー子ちゃんと一緒だったんだ~」
と、大笑いしてたぱー子ちゃんの同期の友だちのパパだってことも。

わたしも、最初に見た瞬間は、助けてあげたいな~と思った。
でも、翌日には、そのままにしておいた方がいいのじゃないかって気になっていた。
だいいち、このあたりじゃ、放してあげる山もないし。


それに、疥癬て、じっさいに見たとがないのだけど・・・
もしかして、これって疥癬?

前日は、暗がりでよくわからなかったけれど、
カウちゃんの診察の後に先生に聞いてみよう。

頭のところと
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横腹から後ろ足にかけて、明らかに皮膚が肥厚して血もにじんでいる
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取りあえず、今すぐ助けてあげたいと
いろんなところに電話している女性と別れてカウちゃんと病院にGo
午前診察に何とか間に合った!

カウちゃんは、日没が早くなってきたせいか
夜や寒い日は活動鈍磨になることはあるけれど、
今のところ大きな変化はなし。

で、例のタヌキの写真を見せたら、やっぱりタヌキだって。
「あれ?もしかして、ここにも電話がかかってきたけど。
野生動物は放っておくしかないね。
ぼくの実家も府中だけど、庭にハクビシンが出てきて
いつの間にかいなくなってるよ」
「府中?
・・・まあ、ナットクするかも」
「おいっ」(~--)/(^^;) 

こういった動物さんは、感染症を引き起こすウイルスを保持していたりして
排泄物の始末もできないことから、むやみに手を出すべきじゃないってことしか
言えないようです。
動物園からも断られたというのは、こういった理由なのかもね。

で、皮膚の状態も、やはり疥癬と。
疥癬では、うちの犬たち訪問活動なんてしているし・・・

カウちゃんなんて、たまに手荒に扱われることもあるけど
ぬる~い世界にどっぷり浸ってる。
野生動物の世界って過酷なんだな~。
ぼんやりと運命を想像してしまった。(´○`;

「薬どうします?」
福士蒼汰ばりのさわやかな笑顔が眼前にドーン!
慌てて現実に戻る。
アセアセo(^^;o)Ξ(o;^^)oΞo(^^;o)Ξ(o;^^)oドウモ~♪
「いつもの2本で!」(笑)

保護動物の指定種なら手厚く保護されるところなのにね。

もしも、山の中を歩いていて迷い犬を見つけたら?
たぶん、飼い主が見つかるまで、いや、そのままずーっと居つかせてしまうだろう。
でも、タヌキやキツネに出会ったら?
よほどのことがない限り、連れて帰ろうとは考えないと思う。


君はこの世でひとりで生き抜いていってもらうしかないんだね。
自分の結論が出たところで、
「カウちゃん、顔見て、も一回エールを送ろう!」
「おおーでち!」
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タヌキさんのいるフェンスまで来たら

・・・すっかり・・・もぬけのカラ
いない 「・_・ )(「・_・)"キョロキョロ

あの女性の他に自転車で見に来てた人もいたから
必死の救出をしたのかなあ。
フェンスの下にタオルが投げ捨てられていて
タオルに乗ったところをうまく引きずり出して救出しちゃったんだろうか。

疥癬治療して元気になったら
奥多摩にでも連れてってあげるのかな???
いや、奥多摩が生まれ故郷とは限らないだろうし。

ちょっとした騒動でにぎわった、我が近所の週末のニュースでした~(^^)/

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