依存!?

普段は、近場のスーパーで済ませているのだが、
数ヶ月前に、たまには西友で買い物してみようと
行ってみた。
ライオンズ優勝セールでもないのに、消費者には嬉しい
お値段のお野菜たち。
常連スーパーの半値くらい。
なかなかやるじゃん、西友!わーい(嬉しい顔)
以来、時間のあるときにときどきお邪魔している。

レジを済ませてマイバッグに買った物をつめていたら、
ポンと背中を叩かれた。
「誰やねん?」
振り返ってみたら、絶対忘れない顔がドアーップ。(笑)
何年ぶりだろう???
一所懸命に引き算していたけど、面倒くさっ。
「はーちゃんさあ、どうしてる?」
「へっへ~、ひとり暮らしよ」
「……exclamation & question あの~、今、何て?」
「アパートでひとり暮らし!自立したんだ」
うっそだ……ろ

混乱した頭が落ち着くまでしばしお待ちを~(笑)
って、わたしの肩を叩いた相手の肩にもたれかかる。
意識を正常モードに戻す。

はーちゃんは高三の娘の幼稚園の同級生。
自閉症でもあった。
他の幼稚園では入園を断れて、入園を許可されたのが
娘の通った幼稚園。
はーちゃんも三人きょうだいの末っ子で、
上のおにいちゃんたちも、若干、他人との会話や
意思疎通がスムーズに行かず、おかあさんはどんなにか
心を痛めていたことだろう。
それでも、当時のおかあさんは
公園にスナック菓子持参で子どもを遊ばせながら
いっつも笑っていたけどな。

当時、上の子のクラスと娘のクラスに
自閉症の子がいて、その子のためだけのつきっきりの
先生もいたのだけど、
はーちゃんは、何かの刺激で突然外に飛び出して
しまったりするのではーちゃん専属の先生は口には
出さないけど、いつもへとへとになっていた。

そんなことを思い出して
「はーちゃん、しゃべるようになった?
集金に行く途中であったのが最後だよ。あれは、
たしか、二年生くらいだった。
あのときは、まだ、単語らしいことを発したけど
会話まで行かなかった気がする」
「うん、まだ難しい言葉は出てこないけど
ちゃんとね、わたしが話しかけると一言いいだけど
返事をするんだよ。
アパートなんて心配だったけど、自立してるんだよ。
お料理もしてるんだよ。炒め物ばかりだけど、
ガスも使える。朝は、ひとりで起きてお店に行ってる。
ウエイトレスしてんだよ」

幼稚園の運動会の全員リレーで
はーちゃんの番になったら、はーちゃんは途中で止まって
しまって、ようやく、腰をあげたと思ったら反対方向へ
歩いて行こうとしてたはーちゃん。
誰かがゴールの方向へはーちゃんを誘導しようと
小走りするうちに、みんなが一緒に走っちゃえと
わっせわっせと手つなぎ鬼みたいになったリレーを
思い出して吹き出しそうになる。



「ビックリだなー。
はーちゃん、すごいね。がんばったね、おかあさん!
はーちゃんが話せるようになっていたなんて、
うちの子ビックリするぞ!」

「そうでしょ?」
すごい自信満々の表情をするおかあさん。
かわいかったなあ。 
「ことばの教室の先生と養護学校の先生が
うんと面倒みてくれたんだ。
はーちゃんが話せるようになるって思っていなかった
から、うれしくって。すごく幸せだよ。
自分のこともできるようになって、
……なったら、わたしがさびしくってさあ。
週末には帰ってくるんだけど、
帰って来るのが待ちきれないから、
土曜日の朝には、わたしが迎えに行っちゃうんだ」

傍迷惑なやっかましいおばさん達と見られたかも
しれないが、さわやかな大爆笑と、動じない。

虚弱な子を持った友人が
「世話をしているときが自分の幸せ。
自分の手がかけられないときは、ひどく落ち込む」
そんなことを言ってたことがあった。
当時は、わたしには理解しにくかったことなのだが、
はーちゃんのおかあさんと話していたら、
もしかして、おかあさんの方がはーちゃんに依存している?
ううん、はーちゃんがやるべきことには手を出してない。

はーちゃんのおかあさんのでっかくて
明るい顔を見つめていたら、思った。

依存と感じる人もあろうが、
はーちゃんのおかあさん、ステキじゃん。
子どもに依存したっていいじゃない!

今度会うときは、
「はーちゃんにボーイフレンドが出来ちゃった!
さびしいよ~」

そんな報告だったりするかもしれないな。ウインク

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