悩みのるつぼ

土曜日の朝日新聞にはたくさんのちらしと一緒に、be on Saturday(通称 be)というおまけもついてくる。
おまけなの???
娯楽情報版と言ったほうが近いか。

洗濯終わるまで、手持無沙汰のときに目を通すのが
『悩みのるつぼ』

いわゆる読者の悩み相談なのだが、
回答を読んでいくうちに、つい吹き出したり声をあげて笑ってしまうことが多くて好きだったりするのだ。
相談者も小気味良い返答を期待して投稿しているのかもしれないなと感じることも多いので衣食もままならないほど悩んだ末の投稿ではないのだろう。


「これは、ひとつの娯楽なんだよ」
そんなスタンスに見えてお気に入りの欄だったりする。
笑える問答に人間社会が見えてくるようで好きなのだ。

えっ?
真剣に悩む投稿者に失礼???

う~む、そこは許してもらおうか。

第二の人生を謳歌しようとしていた男性が犬の散歩と共に悩む投稿には、相談も回答もわたしは朝から大ウケして椅子から転げ落ちた。
そのくらい人間って可愛くって面白いと思わせてもらった。


きょうのるつぼは、社会でも抱えている、抱えて行く人が増えていくだろう問題。
読む人にとっては深刻にもなるし、もっと気楽にしてもいいのさという風にも受けとれる。


30代の主婦の「母が嫌いです」という相談。

結婚して自分が母となった今、実の母親が嫌いなのだという思いが決定的になった。
幼少期は母は絶対的な存在であったけれど、成長するにつれ不信感が募ってきていた。
それでも、何不自由なく育ててもらったので長くガマンしてきた。

相談者のお母さんは、亡くなったお父さんのの遺産を相続して健康で裕福な暮らしをしているというのですが、父が亡くなってからますます干渉を強めてきた。
そして、どんなに気に入らない人間でも身内なら情を持って接するのが当然だと言う。

相談者は、今更母を変えることはできないけど、自分が変わって親孝行したいとも思わない。


それに対しての社会学者の上野千鶴子さんの回答。

よく「あなたも母になったらありがたみがわかるわよ」なんて言うものですが、結婚して母になっても嫌いな気持ちに変わりないなら、あなたの母嫌いはホンモノです。

思わず、新聞がコーヒーでびしょびしょになりました。(笑)
そして、続けてくれます。

「だいじょうぶです。自分を産み育ててくれた実の母親を嫌いな娘はたくさんいます。有名人では佐野洋子さん、中山千夏さん。
…… 中略  
母を嫌いだと公然と口にする正直な娘たちのおかげで、母を嫌いでもいいんだ、と思えるようになりました。」
と、大きく勇気づけていました。

回答の出だしで吹き出してしまったけれど、
実際に言われたら……
案外、この女性はスーッと肩の力が抜けていくのだろうな。
世間的に見れば、世話になった親の面倒を見ていく年齢になってきてるし。
まして、配偶者を亡くした女親から離れたい。干渉されたくないって公言なんてできない。
娘に近づきたい親を見放すなんて、おとなになった良い子のやることじゃないし。
そんなことも頭をよぎっちゃうし。

悩みのるつぼに。。。ピッチャーンてか


この後は、さすが社会学者の先生らしい締めくくりになります。

健康で裕福で暮らしをしているお母さんには、要介護になるまでは手も足も出す必要はありません。
いざそうなったら、心のよりどころにならなくてもよいから、「介護のマネジメント」だけに責任を果たせばいいのです。

性格が悪いけど困っている隣のおばさんに親切にするくらいの気持ちでじゅうぶん。
愛がなくても煮詰まらなくてもすむ風通しのよい関係のために介護保険を活用しましょう。

ま、そりゃそーよねん。
親が健康で裕福なら、今のところは問題はなし。
しょせん、若い人は何もしないでも勝ってしまうのよって?(笑)


だが、それが親も子も
その日の暮らしでせいいっぱいだったら……?
社会の保障制度もボーダーラインの人なんてあっさり切り捨てられるよ。

上野先生、どう回答するかなあ?

切羽詰まっていたら、娯楽でお悩み相談してる暇ないか。(^^ゞ


この頃、息子夫婦がちっとも顔を見せない。
老人ホームへ入れようとしている。わたしを捨てる気なんだ。
面倒をみてもらうつもりで養子にしたのに、向こうはその気もない。

そんな話をよく聞かされる。(^_^;)
まあ、向こうは誰かに思いのたけをぶちまけたいだけなのかもしれないけど。

さりとて、わたしが息子夫婦の気持ちを代弁する立ち場でもないし~。
老いては孤独に耐え忍ぶなりなんて言えないやん。

ぶっちゃけ、ぶちかまされるわたしはゴミダメか?って気もしなくもないんですけど。

わたしのゴミは回収してくれるんかい???
これも隣人愛の修行とでもいうのでしょうか。


離れたがる娘をどうにかして親の元に寄せておきたいなんていう逆の立場からの相談へ、

ぎゃっふーん、うっきゃーん
そういう考えもあったかーっ!

っていう、楽しい回答もいつか見てみたい。


……と、わたしもぶちかましたかっただけだったのねん。
あいかわらず、ちっちぇーにんげん!(笑)





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