久々の訪問

飼い主が風邪をひいたり、おばあちゃんが入院したりで訪問を休んだ後に
地震や計画停電の影響で訪問もお休みが続いていました。

パピィもわたしも本当に久々の訪問でした。
いつもの中野駅でリベロのオーナーの部長さんに拾ってもらいます。

中野駅前の桜はすっかり散って葉桜になってました。
やっぱり、多摩地区より気温が高い?
はなみずきの花が開いてます。早っ。

パピィも久々だったせいか
車に乗り込んでも「オレ、どこへ行く?」みたいに静か。
リベロもゲージの中で静か。

いつも施設まで500mくらいになって来ると
犬たちは
ソワソワしてくるのか、ここだここだ!って感じに
リベロもパピィも声を出し始めるのです。

膝の上で丸まっていたパピィが突然ピョーンと立ち上がって
目を見開くのです。
「思い出した!あそこへ行くんだね」

そして、「キャキャーン」
すると、リベロもガサガサ「ウォ~ン」

これで会話になっているのでしょうか?(笑)
これから向かう施設へも今回の震災の被災者さんを受け入れているそうです。
スタッフが忙しいそうだったと部長の感想でした。

施設の入り口に入るとどの犬もテンションアップですよ~。
そうかと言って犬が施設の前でギャンギャン吠えていたら大迷惑極まりなし。

興奮しても声は出しません。
みんなは静かに飛びあがったり
絡みあったりするのです。

犬も自覚するのでしょうか?(笑)
パピィを見ると、施設が近くなってくると車の中で
その嬉しさを表出してしまうことがしばしば。「ワン!」

そのくせ、施設に来ると指示以外では声を出さない。
ま、たまに踏まれて「キャィーン」とちっちゃい声を出すけど……。
施設内では、踏まれても掴まれても「イェ~イ」
サービス精神旺盛。
ここで場と状況に応じた行動をとれるパピィっておとなだと思う。
出来犬っぽく見える
……と思う。(笑)

けれど、何で、普段は
打合せ通りにやってくれないのかなー!!


長老リベロさん
着いたとたんにリベロも絡みたくてしょうがないのに
その前に「身支度!」と捕獲されました。
喫茶ボランティアのおばさんもお待ちかね~。

IMG_1107.jpg

今年14歳?
大ベテランなのでいちばん人気です。
真っ先に「リベロ~」って声がかかります。
やんちゃな黒ラブ弟から離れられる訪問がいちばんの幸せな時間らしいよ。


今回からデイサービスの方たちの所と
途中で二手に別れての活動になる予定でした。

でも、デイの方が散歩から戻って来て
ホールに流れて来てくれたので、そのままホールでにぎやかに活動。

デイの方がいると、やはりにぎやかです。
スタッフやボランティアの人数も圧倒的に多いので明るい。
お話もしっかりしてらっしゃる。

抱っこしたくておいでおいで~と呼んでくれています。
調子与三郎のぱっちんはいい顔します。

行くと、即写真撮影わんこに。(笑)

「サラサラして気持ちいい~」
「おとなしいね~」
犬を楽しみに待っていてくださってただけあって
上手に抱っこしてくれていました。

犬好きな男性がパピヨンの犬種のことを聞きたがって話しかけてきます。
捕まえたくてしょうがないって感じ。(笑)

「パピィでーす。
おりこうのひと~?
ここ楽しいひと~?
イケメンのひと~?」
パピィがその都度「ハーイ」と手をあげるので笑いまくっていました。

ふつーに「お手」「おかわり」でいいものを。

芸が出来てもしつけの出来た犬とは言わない。
そんなこともよく聞く。
その通りだとは思う。

でも、犬を知らない人、飼ったことがなかった人。
とくにお年寄りは、犬を見ると「お手」をしてくれる犬が好きだったりする。
犬が立って歩いたり跳んだりしているのを見ても
お行儀が悪いとよりも
小さな孫が遊びに来た!みたいに
微笑ましい~と喜んでくれる。

だって、こういった施設には小さな子が遊びに来ることは皆無。
だから、そんなことが出来てもねぇ~と言う声があっても
「お手」や「飛びつき」「吠え」もサービスに切り替えてしまえばいいやん。
割り切って考えられると案外自分も面白かったりするのです。

訪問の場では、犬のしぐさからいろんな話が展開されるんだなあ。
このごろは、そんな余裕も少しは出てきたように思います。
施設では会話に変化球がないので直球型のわたしには好きな場所です。

パピィがウロウロと離れて行きそうになるので、呼び寄せて
「バック―カム―バック―ツイスト―カム―ごろ~ん」
一芸をさせているように見せてパピィをちょっと遊ばせてリラックスさせます。
そんなんで?
と思われそうだけど、動くとパピィは落ち着くみたいな所があるのです。

力が抜けて来ると
利用者さんの前に座っていい顔してくれます。


好奇心旺盛な介護士さん・・・
「ここに来るワンちゃんて、どんな犬でもいいの?」
「協会の服従試験を合格してから訪問の認定試験を受けるんです。
そこで合格したら訪問に来れることになっているのですよ」
「ふーん、だからみんなおとなしいのね。
噛むワンちゃんいないもんね。
試験に合格したワンちゃんたちなのね?
わたし達と一緒ね。ガハハ~」

「シスターもワンちゃん抱っこして写真撮っちゃおう!
賢いワンちゃんだから!
試験に合格したワンちゃんですってー!
うちの犬なんて噛むしか出来ないけど、大丈夫よ~。
シスター!このワンちゃん噛まないからっ」

シスターは犬が苦手だったらしい。
説得力のない言葉で強引にシスターにパピィを押しつけてた介護士さん。(笑)

キャアキャア言いながら写真撮影でした。

ふれあいタイムの後は
犬たちが交代で休憩をとれるように
個々に自己紹介を兼ねた一芸タイム。

利用者さん達をビックリさせたのは、初参加のジャッキー!

IMG_1109.jpg

パピーみたいな2才のヨーキーちゃん。
カウの同期です。
ジャッキーは脚側がとてもきれいなおチビちゃん。

ジャッキーママは芸らしいことが出来ないと言ってたけど
脚側で「マテ」から「来い」でピタっと決まるところとか
「ハウス」に入る所だけでも感心して「おおーっ!」になるよ。

当たり前のことなんだけど
犬を飼っていない人にしたら、犬の日常自体が驚かれるよ。

そんなことを話して出て行ったジャッキー。
惚れぼれするような脚側してました。
離れたところからの「ハウス」の指示。

走ってハウスに入り込む予定が足が突っかかってしまって
スムーズにハウスイン出来なかった。

そしたら、ジャッキーはすごい!
もう一度、スタート地点に戻って走り直してハウスイン。
ピタッと決まるまでやり直した犬を初めて見ました。
感激です。拍手喝さいでした。

人との付き合い以外でも参考になることが多いのです。

パピィは音楽を持って行ったのですが
動作が多少合わなくても、音楽があると手を叩こうとしたり
体を動かそうとする姿が見受けられたとサポートからの感想でした。

一芸タイムが終わると再びふれあいタイム。
後半はデイではなく入所者さん中心に声をかけました。

発語がはっきりしない片麻痺の男性。
最後に会ったのが1月だから3か月ぶり。

でも、パピィのことを覚えていてくれました。
前は、もうすぐ4才になる話をしたら
「先月は3才って言ってたろ?」と言った方です。
「こんにちは。パピィと言います」
「うん、知ってるよ」

「昼ごろに地震があったでしょ?
ずいぶん揺れたのでは?」
「うん、揺れたね。ちょうどお昼食べてた時間だったよ」
「タイヘンだったでしょう?
みなさん、怖かったでしょうね」
「俺はね、そんなに怖くなかったよ」

発語に苦労する方にはイエス・ノーで答えられるような問いをしてあげるといいと言われていましたが、言葉を一所懸命に出そうとしているように見えました。

言葉数が以前より増えているように感じました。
わたしには何とか理解出来ます。
腕も以前より動いているように見えました。
ちょっと嬉しかった。

パピィを見てから両手で顔を覆って泣いているように見えました。
パピィを膝の上に乗せたら、男性はパピィの背中を両手でゆっくりと撫で始めました。
パピィはその男性の膝の上でじっと伏せています。

ときどき、両手でパピィの背中を確かめるように
背骨に沿って手を動かしています。
そして、ときどき目がしらを手で拭いています。

以前は、ここへ来ると腹が痛くなって嫌なんだよと言ってたのに……。
もう嫌だって言わないんだね。

今、現実の自分をしっかりと受け入れているの?
体が不自由になってまどろっこしいと思ってるのかなあ。
ここへ来る前はどんな人生を送っていたのだろうか。

「わたしもパピィもここに来させてもらえてとっても嬉しい。
ありがとう」

そう言って他の入所者さんの所へ移ろうとしたら
「あのさ・・・」
「えっ?」
「さっき、写真撮って、後であげるって言われたけど遅いよ。
もう20分くらい待つのかなあ?」

協会の広報係が広報活動用に写真を撮っていたのです。

うーむ、これが近所だったら
「おっちゃん、クイック写真ならすぐだけどねん。
プリンタにつながないとプリンと出来んのよーん」
背中叩いて爆笑するのだけど……(^^ゞ

「スタッフに見せてから
写っているのはさし上げられると思いますよ~。
それまでお待ちを
二週間くらいかかるかもしれません」

広報さんが説明してました。ほ~


お隣に移ってふたたびお話。
この方は以前はしっかりお話できていたのに、
徐々に言葉がはっきりしなくなってきているように感じます。

犬たちが来ると自分が以前に飼っていた犬の賢さを教えてくれます。
チワワを飼っていたそうで
その賢さをいつも話してくれていました。
今回は言葉が本当に聞き取りづらくなってます。
自分でもまどろこしい思いがしているのでしょうか。
あまり自発的に声を出そうとしない。

それでも、パピィを膝に乗せてしばらく待っていると
「嬉しい。待ってたの」
愛犬と戯れたことを思い出しているかのように
パピィを抱きしめて頬ずりして涙がほろり。
美しい涙だなあと見つめている自分がいました。

(バンちゃんのこと思い出してるでしょ~?)
そんなときはパピィはその方のバンちゃんになるのです。

いつも喜んで迎えてもらえるって
つくづく幸せなんだなあ。感謝のみ


スタッフとの反省会の後に
チームの報告事項と次回の予定のミーティング。

大震災で救助犬の活動報告もありました。
今回は津波での被害が大きすぎて救助犬の出動は難しいのではと
考えていたところへ要請があって出動したそうです。

生存者の捜索ができればいちばんなのだろうが
弔いをさせてあげたいとの要請者からの希望で今回だけは例外で
遺体を数体捜索したとのこと。

やっぱり、いろいろと考えてしまいます。
それでも、訪問チームとしては被災地への貢献を
どんな形でやっていくか。
今後の課題として検討中のようです。

5月のペット博への参加も……。
やっぱみんなの突っ込みは(横浜ですよねぇ?)(笑)

コメント

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なんだかドラマの1シーンみたいな。。。


ぱぴっちさん、
犬達と一緒に素晴らしい体験をされているんですね。
普段からの訓練の賜物ですね。
毎回読むたびに感心してます。
私もガウり犬をしっかりと調教(?)せねば。
今のままでは災害の時も保護してもらえそうにありません(泣)

私の姑もデイサービスを来月退院後に利用することになりました。
そこでも色々あるんだろうなぁ。
ムックんちのおとうちゃんも週2回通ってます。
「無気力で何もしようとしない人もいる」って
言ってました。
おとうちゃんは楽しいみたい。
色々やってますよ。
塗り絵したり、ゲームしたり。
でも私の町ではセラピー犬を受け入れている施設は無いようです。
山越えすると、きなもっちさん在住エリアなんですが。

1度実際に施設で働いているワンちゃん達を
見てみたい。

星宿さん

お姑さん退院されるんですね。
退院したらデイに週何回って決まってると当たり前の日常になって来ていいのかも。
楽しめる人は活き活きできるけど、そうでない人もいますね~。

うちの姑は絶対行かないと思う。
「わたし、自分が年寄りだったら行きますよー」って言ってあげてるけど。(笑)

ムックちゃん、言われてるよ~。ガウリンって。v-411
カウも昨日は興奮しながら寄って来たシェルティさんに
ガウガウ攻撃しかけないで側に行けた。(笑)

長くなると始まりそうだから
よっしゃー!きょうは吠えが出る前にこれで(@^^)/~~~

がんばろうねん、ムック!v-291

パピィは家じゃ「やめろ!」と言っても吠え止めないのに
施設では無駄口がないし賢そうに見えます。(^^ゞ

パピィの訪問施設はカトリック系の施設でこじんまりした施設。
入所者さんも大事にされているような印象がするし、
ホールはカーペット敷きで広いのでお気に入り~。

犬が嫌いな人もときどきいるのだけど
ありがたいことに、いつも犬が来るのを待ってくれてるのが伝わって来ます。
だから、訪問のときは自分の方が慰められるような気になってきたり。

訪問場所に寄ってチームカラーみたいなのが出るのか
タレント犬登場~みたいに音楽流して登場したりする所もあります。

パピィの所は症状の重い方が多いから、
「いつの間にか始まった!」で、そのうち笑いが出て来る。

カウが行くところは、元気な人が多くて毎回盛況みたいな所。
犬が床に降りている暇がないくらいに抱かせて攻撃。(笑)
いよいよ来週はカウちゃん!

パピィは第3土曜だから東京小旅行がてらに見学どうぞ!

きなもっちさん達は、ハンドラーがエンターティーメント揃いだから
司会進行自体が楽しいのだろうな~。