遭難者役

昨日は暖かかったのでしょうか。
都内に行って来たのですが、所々で桜の花が開きたそうにしてました。

昨日は協会の救助犬の認定審査があるので隠れ役募集のお知らせが入ってました。
一度はどんな試験をしているのか見たいとは思っていたけれど

おばあちゃんが退院するつもりでいるので、予定が立てられない。
はっきりした返事をしないでいたら、再度「どうですかー?」
退院はまだ未定のようなので
断れないわたしは「では、行きま~す」^^;

災害救助犬の認定は、基本服従と捜索の2本立ての試験のようです。
この試験に合格した犬が実働犬としてガレキなどの捜索訓練に参加できるようになる。
と言ったところなんでしょうね。

屋外の服従試験も遠隔操作がメイン
足場の安定しないシーソーや梯子の上を歩いたり、途中でマテさせたり・・・

参考になりそうなので見たかったのだけど
6時集合はキビシイ~
11時からお手伝いしまーす。

途中から参加だったので、ちょっとしか見れなかった。ザンネン
で、即、遭難者。(笑)

日中の陽射しはポカポカしていたので
さほど寒くはないだろうとたかをくくっていました。(__)

「中はすごく冷えるんだから!」
自分が来ていたジャケットの上に強引にベンチコートを着せられて
廃屋同然の元中学校だった校舎へ隠れます。

「じゃ、放送室に隠れてね~。犬たち、放送室に探しに行けるなぁ?」
「探してもらえないのーーーー?サビシイじゃん」
で、放送室の奥のテーブルの下に寝てろと・・・

でも、文句は禁句。(笑)
「ひょっとしたらペットボトルで遊んでしまう犬もいるから
ペットボトルは犬が見えない所に置いておいて。
それから、飛びついてくる犬もいるかもしれないから
コートの前は閉める!
わぁーっと顔めがけてきたら、両手でしっかり顔をガードしておくように。
注意事項ね!後は寝てていいから」

何で最初に脅すんですか!だんだん怖くなってきたじゃないかっ

でも、素直な協力者は「は~い」(笑)

寝転がる所にアルミシートを敷いてくれていたけれど・・・
床って冷たいんだね。
わかっちゃいたけれど。

携帯は電源切って没収されたし
電気もつかない・・・
時計もない
無線持たされたけど、使い道ないし~

「毛布も持って行ったら?」と、言われたのに
「大丈夫です~」と持って来なかった自分が恨めしい。
ホッカイロも遭難の前に出されたのに・・・ビェ~ン(/_;)

せめて、枕がありゃぁなー((+_+))
しょうがないのでバッグを頭に敷いて、外で服従試験中のハンドラーの声を聞いてた。
でも、その声も「前へ」と「マテ」くらいしか聞こえない。

外は晴れているから窓の隙間から明るい光がうっすら

あー、さぶ~ぅ、さぶいわ~
何もすることがないから、取り合えず寝る?

そうこうしていると
バタバタバタ
犬の足音が聞こえて来た。
ハンドラーの「探せ」の声も!

音が聞こえてくると、ちょっと嬉しいにわか遭難者。
ところが、
階段を上がる音だけで素通りだと、どよ~ん。
あ~、行っちゃった・・・

ドン!バタバタバタ!
あ、来た!死んだフリ~

ところが、来たのはいいけど
覗きだけだったり部屋をうろついて戻ったり・・・

壁と向かい合わせに寝ていたせいか、気配を感じてもらえなかった?
いつ吠えられるのかと思ってドキドキしてたのに。
体を動かせば反応したかもしれないけれど、意識を失っている場合だってあるしね。(笑)

不思議と横たわっていると
ここに入ってくるのか素通りなのか、何となくわかる。

背中越しに犬がわたしを認識している気配がして
「来るか!」と思った瞬間、出て行った。あれれ
と思っていると、再度入って来て顔を舐めてくれたり~

こういうとき「ぷわぁ~」って声を出していいのか聞いとけばヨカッタ。

うちでは、ムダにハイテンションになってワンワンしてくれる犬がいるけれど、
吠えるってけっこう難しいんだなあ。

吠えて知らせた犬の後に、
どこまで犬が来たか、どの位置で吠えていたかを確認に来てくれました。

犬が来たら、うっすらと見てやろうと思い
後半は、壁に背中を向けて横になっていました。

長く吠え続けられない犬や吠える前に確認しようとする(?)犬もいたり、
後から係りの人と
「今の、よかったですね~」
「模範的だったよ」
「素晴らしい!お見事でした~」
なんて言ったりして、ワンちゃんスゴイ!

開花と同時に花見を始めた人たちも出たようでしたが
わたしは5時間遭難していました。

で、思ったのは寒さと人との交信が途絶えると
人はいとも簡単に孤独感で希望さえ失われがちになってしまうのじゃないかな。
外は暖かいのに、床の冷たいこと!

避難所にいた方たちは、こんな寒さ、
いえ、もっともっと厳しい寒さの中で悲しみに耐えていたのでしょうね。
取り残されて救助が遅くなってしまった方たち・・・
どんなにか、心細かったことか。

それと、果敢に探し出そうと足場の悪い所へ向かう犬。
当然と言えばそうなのかもしれない。
けれど、わたしが横たわったところにはプラスティックの箱が投げ出されていたり
電気コードが乱雑に投げられている。
コードを越えるのがおっかなびっくりで離れた所から吠えてくれるワンちゃんもいた。
他の所では、通路の前にペットボトルやビニールがごちゃま~んと!

そこを通って「遭難者発見!」と
ハンドラーが来るまでに吠え続けるわけで。。。
おまけに「探せ」と指示されたら
ハンドラーから離れて犬の自発性でもって進んで行くわけですよね。

それなりの訓練を積んではいるものの、初めてぶつかることもあるかもしれない。
そんな中で、それまでの経験と知識を総動員させるのでしょうか。
思いっきり、難しい状況だなーと改めて思うと共に、
犬の意欲を消沈させない関係に感嘆してきました。

カウちゃん・・・
きっとピーピー泣いてるところを
シェパードに咥えられて救出してもらうのでしょうか?
助けに来た犬にガン飛ばしたりする???

誰が何と言っても「あのワンちゃんを助けてあげよう」と
言われるくらいのチワワンになっておこうぜ!



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